【ファーストラブ初恋】心に沁みる名言集!脚本への深いこだわりとは?
2022年11月24日からスタートした「FirstLove初恋」。
このドラマは光や色の描写にこだわった芸術的要素も楽しめる作品ですが、その素敵な映像を背景に心に沁みるセリフやたくさんの名言があります。
今回は、「ファーストラブ初恋」の心に沁みたセリフや名言を集めてみました!
【ファーストラブ初恋】名言&心に沁みるセリフ集!
ファーストラブ初恋では、各登場人物の言葉の表現がとても印象的なシーンが多いです。
脚本は寒竹ゆり監督。
言葉の表現にもこだわりがあるそうです。
「First Love 初恋」の寒竹ゆり監督が満島ひかり&佐藤健へ賛辞!「台本上の想像を超えた瞬間に何度も立ち会わせてくれた」 | CINEMAS+寒竹:そうですね、本心はアクションで見せたいので、言葉はなるべく裏腹にしてあって。本音がこぼれ出るような感じにしたかったんですよね。
本心は言葉にしていないという寒竹ゆり監督。
そんなこだわりから、心の奥底の感情表現が素敵な言葉になっているのですね。
「誰かが言った ”人生はまるでジグソーパズル”だと」
どんなキラキラな思い出も 運命を呪いたくなるような仕打ちも
人生にとってはかけがえのないピース
失くした切符 12月のワンピース
青の時間という名のインクのシミ
冬の海岸の親密な時間
自分の名を乗せた火星探査機
同い年のポップスター
叶わなかった夢 実らなかった恋
離れていった人たち
私の絵を埋めているの?
そんな初恋のキャスト達が魅せる、心に沁みる名言や名場面のセリフを集めてみました!
也英と晴道の名言&心に残るセリフ

「産まれたら毎日がクリスマスです」也英
出産間際のタクシー客との会話。
この一言で、也英が綴を想う気持ちの大きさが分かります。
「好きな食いもんしりてえってのは”君のことが好きです”って意味だろ」晴道
のちにお互いの告白へと繋がる伏線となるセリフ。
こんな可愛い告白の言葉は一生忘れませんね。
「人が人生のうちに 何らかしらの接点を持つ人と出会う確率は20万分の1なんだって...」
「(中略)...で、最愛の人と出会うってなると その確率は・・・60億分の1になるわけ!」「”奇跡やばくない?”ってこと!」晴道
晴道と也英の初デートで海辺でのワンシーン。
冒頭のセリフにあった”冬の海岸の親密な時間”を連想させます。

「タバコの味」「フレーバーと言いなさい」
このセリフは最終回に繋がる名言。
宇多田ヒカルの「FirstLove」を聞きながら高校生の2人がキスをするシーン。
「タバコの味…」といった也英に、晴道が「フレーバーと言いなさい」と「FirstLove」の歌詞を抜き取って答えた笑顔が可愛すぎました。

ファーストキスは甘くなくタバコの味がした…という2人の想い出のワンシーンです。
「でもタイムミリットあるなんてウルトラマンみたいでカッコいいよ」
自衛隊学校にいる晴道と也英の電話は、限られた短い時間しかない…それを悔しがる晴道にかけた也英の優しい言葉です。
晴道のことを”ウルトラマン”みたいと言った也英。
…大人になった晴道が妹・優雨の結婚式で語った想いには、その思い出が登場します。
「ガキの頃 自分はウルトラマンになる男だとおもってました。でも実際は目の前で溺れる妹さえ助けられない弱く無力な人間です」

この言葉から、也英に”ウルトラマンみたい”と笑いあった過去の想い出が、形を変えて現在も生き続けている…晴道の中にある也英を感じとれます。
「世界を救う事はできないけど せめて半径90㎝の 大事な人たちのことくらいは護れる男でいたい」
「すべての出会いと別れは運命に導かれてる気がします どんな出来事も人生にとってはかけがえのないピース」
優雨と也英を守れなかった過去、自衛隊の仕事から退いた晴道の”半径90㎝”という表現が印象的です。
本当に大切な人だけを守りたいとい想いを強いく感じられるセリフです。

「これだけは知っといて 俺はどこも行かない」
父親が別の家庭を持っていることの寂しさを、泣きながら打ち明けた也英に晴道がかけた言葉です。
信頼できる強さを感じたシーンでした。
「俺は恋に落ちた 笑えるほどあっけなく」
「あの日君は 俺に生きる意味と進むべき道を教えてくれた」
「運命なんで」
「あいつのために 当たり前にいい男でいたい 愛する人には 自分が持てる一番きれいなものをあげたい」
也英の父親に初めて会った晴道。
「あの子のどこが好きなんだい」との質問に答えた言葉です。
ロマンチストな父・昭古比も晴道を心の中で認めてしまうセリフですね。

「星の光って長い年月をかけて地球に届いたものでしょう?遠くの星を見ることってもう存在しない過去を見てるってことになります」
2人でロープウェイに乗って星空を見ているシーン。
綺麗な星空も、過去の記憶を思い出せない也英にとっては、こんな切ないセリフになるのですね。
「かはたれどきのアイスクリームです」
朝方までタクシーに乗って働く也英。
辛い時もさみしいときも、一人で乗り越えてきたことが伝わっきります。
「この世の地獄です 間違いと分かってて進み続けるのは」

タクシー客の目的地を間違えた也英がミスを晴道に説明しているシーンです。
この言葉に、晴道は自分の事を重ね合わせハッとします。
晴道の間違いと分かっていること。
それは、恒美との関係、記憶が戻らない也英との関係だと思います。
「あなたが好きです ほんとはすごく いつも想ってました」
也英の素直でストレートなこのセリフに、涙した人は多いはず。
記憶が戻らない也英の告白に、答えることが出来ずに晴道は去っていく…というせつないシーンです。
「窓の外に気付いて!!」と叫びたくなるシーンでしたね。
綴の名言&晴道とのシーンが深い
高校生になった綴は、幼少期の無邪気さをどこか封印しています。
その綴が初恋をきっかけに、どんどん心が緩んでいく親子関係もこのドラマの見どころですね。
【綴「ありがとう。初めて名前呼ばれて嬉しいと思った。なんでツヅルって付けたの?」母「子供ってね、名前を自分で引き寄せるんだって。だから、綴の顔をみた瞬間に決まった」by #ファーストラブ初恋 】福岡の酒造の社訓で「先祖より受け継ぎし商いにあらず、子孫より預かりしもの」ってのも好き
— リョウ@webの片隅に生息し続ける1人親方 (@ryou_iieeshi) December 1, 2022
「誰かに自分の名前を呼ばれて 初めてうれしいと思った。なんで付けたの?綴って」
「子供ってね 自分で名前を引き寄せるんだって だからかな綴の顔をみた瞬間に決まった」
そんな也英の言葉に嬉しそうな顔をした綴。
こういったさりげない言葉が、親子の絆を強くするんだなっと感じたシーンでした。
SNSで出会った詩に初恋をして、也英と晴道に心を許していく中で幼少期のような無邪気な綴と晴道のシーンが印象的でした。

「”いいね”ってボタンあったら1000回押したい感じ」
「うれしいのに吐きたい感じ」
初恋をして苦しんでいる綴。
「それくらい初恋っていうのは無意識で突然でごまかしが利かないってこと」
「魔法みたいなすてきな出来事も 幸せで眠れない夜も お前は知らずに済んだ」
「出会わなきゃよかったんだ」という綴に対して、ぶっきらぼうに答える晴道とは裏腹に言葉はとても美しい、、、。
その後晴道は、パイロットで体験した臨場感を人生の大きな決断に置き換えて綴に話します。
「飛行機にはV1って速度があるんだ 運命を分ける速度。
この速度以下で助走してる間は 途中で離陸を中止できる。
けどV1を超えて走り出したら 何があっても飛ばなきゃなんない。
人生には多分 そういうジャッジの瞬間が何度かある。 」
「お前はどうしたい?予測不能な風に立ち向かうのか? 追い風を待って流れに乗るのか…」
立ち向かわなければいけない人生の選択、綴は詩に告白することができましたね。

詩に会うために空港に向かうタクシーの中で、也英が綴に話した言葉も背中を押しました。
「綴には自分で選び取ったものを信る権利がある それが間違いでも失敗でも 人生にとっては何かしらの意味があるから」
親に用意された選択肢を進むしかないと思っていた綴にとって、也英からの言葉は恋愛だけでなく将来の選択にも勇気が持てる言葉となったはずです。

「100回諦めても まだ好きでした」
「恋している その詩ちゃんごと好きです」
空港でそう告白した綴の成長には感動しましたね!
詩の名言
FirstLove初恋では、綴の初恋相手・詩との関係も物語の良いスパイスになっています。
まだ17歳という若さですが、世界のダンサーを目指す世界観を持つ詩から出る言葉は、とても素敵な表現をするので印象的です。
「自分をカテゴライズするのは好きじゃないから あえて肩書をつけるとしたら ”表現者”かな」
”自分をカテゴライズするのは好きじゃない”っというところが、詩の性格が出ているところですね。

「私信じてるの それが本物なら必ず誰かに発見されるって マルコ・ポーロが金の王国みつけたみたいに」
「わたしはいつでも飛び出せるように爪を研いで ついでに可愛いマニキュアでも塗ってその時を待ち構えてる 」
「大丈夫 君が全世界に黙殺されても私はもう綴の音楽を見つけてる」
詩が綴に話した言葉です。
詩はダンス、綴は音楽の表現者という共通点があるのに、この時は綴は音楽の道を選んでいなかった。
でも詩に出会ったことで綴は音楽への道への扉を開いていく決意する、まさに綴にとって初恋の相手・詩は運命の人なのです。
歌は綴の母・也英とも仲良くなるのですが、その時の言葉もカッコイイです。
「マスカラとおんなじ 運命ってほんのちょっとのさじ加減で変わっちゃうんです」
歌が也英とカラオケにいったシーンでのセリフ。
14歳とは思えないとても深い表現です。
人生を諦めモードな也英は「地球に重力がある限り1度止まったものは動かないままみたい」とぼやきます。
「その動かないはずのものに力を加えるのが 夢だったり 好奇心だったり 愛する人の存在だったり するんじゃないのかな」
と、也英に話します。
「”心に芽生えたどうにもならない欲求は_”時に岩をも動かす”」
「有名な法則ですよ!」っと冗談を交えた詩の言葉に、ハッと心に響いたのは也英だけではないはず!
旺太郎の名言&也英とのシーン
也英に想いを伝えた旺太郎さんですが、也英は他に好きな人がいるという事でお断りします。
そんなシーンから。
「誰かをすごく好きになって 自分にはそう思える人がいて 生きててよかったって思える それはだいぶすごいことな気がするんです」
「そのひとがどこにいても 誰と何をしてても それは変わらない」
そう話す也英に、旺太郎の言葉が印象的でした。

「運命ってあると思う…運命だなんて言ったら大げさだと思うかもしれないけど 僕が将来 外国でエビの養殖に成功して したとして 財を成して とびっきり可愛い奥さんをもらったとしたら その時に人はいうでしょう “野口也英が_占部旺太郎の運命を変えた”って」
「人生って往々にして そういう意義ある出会いがあるってこと」
「傷ついたってみともなくたって 人生は飛び込まなくちゃ!」
也英に振られたばかりの旺太郎が、也英の背中を押すシーンは、重くなく、でも深く、とても印象的なシーンでした。
濱田岳さんの演技力が素晴らしかったと思います。
この言葉が也英の背中を押すことになりました。
恒美の名言

晴道と婚約していた恒美。
いつも元気な恒美は晴道の心の変化に気付いても、いつも明るくふるまっていました。
「うちの彼バカみたいに正直なんです どのくらいウソつけないかっていうと 子供の頃の悟空ぐらい」
なんて、ウマい冗談を言いつつ晴道の気持ちが自分から離れている事に気付いていた恒美。
晴道と別れるシーンが心に残った人が多いようですね。
「愛してくれない人を待つのは 私の人生じゃないの 」
初恋最高だったけど、7年待ったのに婚約破棄された恒美があまりに可哀想だからどうか報われてほしい
— 拓朗 (@takuro_522) December 14, 2022
恒美に感情移入してしまう人や、恒美役の夏帆さんがsilentでも同じような役をしていたことから、婚約破棄されるという役どころが話題となりました。
昭比古の名言
「”がんばり屋さん 辛い時は空を見上げてごらん もうひとりの君が宇宙をまわっているよ”」
也英の父親の昭比古は、ロマンチストで言葉を小説のように並べます。

也英「東京ってどんなところ?」
昭比古「うん 相反するもので混迷している 低俗と高尚 退廃と健全 モラルとインモラル 不易とタピオカドリンク」
也英「パパと誠実?」
昭比古「それは相反しない!」
なんていう親子のやり取りが印象的でした。

昭比古がプレゼントした万年筆で試し書きをしようとする也英に、
「これからの人生 試し書きは一貫して 同じ文字をかくといいよ」
と昭比古はコースターの裏に野口也英と書いて一言。
「世界一美しい日本語」
クスっと笑ってしまいそうですが、井浦新さんならではの素敵なシーンでした。
~番外編~
何気に面白かった言い回しのセリフを集めました。
「さっきコンビニで傘盗まれたけど どこぞのクソ野郎のお役にたててよかったー!」旺太郎
「あーもう腕 腫れてんな!けど死んでない証拠だなー!」旺太郎

せつない気持ちを癒してくれる旺太郎のキャラクターは、ストーリーには欠かせない役どころです!
そして、也英とタクシーのドライバーの先輩との会話も、コミカルな中に深さのあるシーンが良かったです。
「シャンプーとコンディショナーの間って普通何考えます?」也英
「まあ普通キューティクルのこととか?」
なんていうやり取りや、
恋心に消極的な也英への一言もよかったです。

「そんなもんあると恋は死にますよ」
さりげなく素敵なアドバイスだなっと思いました。
ファーストラブ初恋・名言集まとめ!

ファーストラブ初恋には、光や色使いが美しいこの作品にピッタリの素敵な言葉が、たくさん散りばめられていました。
運命の初恋の結末は、出会った人たちの言葉が道しるべとなった気がします。
心が揺さぶられる素敵な作品でした!
次回見るときはぜひ!すてきな色使いにも注目してみてくださいね!